うつ病の回復期に注意【元気そう?】自分も周りも油断する危ない時期
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そんな疑問にお答えします。
この記事を読めば、うつ病の回復期の行動や注意点がわかります。
うつ病アドバイザーのウツテン(@utsuten_com)です。
うつ病の回復期についてツイッターで投稿したところ、たくさんの反応がありました。
この記事では
- うつ病の回復期っていつなの?
- どんな行動をしたら回復期なんだろう
- うつ病の回復期にやっちゃダメなことは?
- 周りが気をつけることってなに?
がわかりますよ。
ぜひ参考にして役立ててくださいね。
01:うつ病の回復期の行動
うつ病の回復期は、周囲からも見てわかる行動があります。
- 自発的に目覚める
- 洗顔や朝食などの日課を行う
- テレビやニュースに興味が出る
- 服装や化粧に気を遣うようになる
- 表情が明るくなって笑顔が出る など
うつ病の初期症状は倦怠感や億劫感がひどく、動くこともしんどいです。
病院で処方された抗うつ薬を飲むと、個人差はありますが【2~3週間で改善傾向】が見られます。
薬を飲んで休養をしっかり取ると落ち込んだり、気持ちか沈んだり、憂うつ感などの抑うつ症状が徐々に緩和します。
その後、身体が重かったり、動くのが辛かった感じが減り、気分が少しずつ晴れていって楽しいという気分が戻って来るんです。
うつ病を発症後に行動できたり、楽しいと思えてきたりする時期が【回復期】。
うつ病の回復期は、非常にゆっくりとしたペースで進んでいき、ちょっとしたきっかけでぶり返すことがあります。
02:うつ病の回復期の注意点
うつ病の回復期は見た目や言動が明らかに良くなっているので、本人も周囲も気が緩みがちになります。
安心して本人ががんばりすぎたり、周囲が配慮のない言葉を言ってしまうことで、症状がぶり返すことがあるんです。
① うつ病さん自身が注意すること3つ
- しっかり休養すること
- 薬を飲み忘れない
- 通院して医師に今の症状を報告すること
1. しっかり休養すること
うつ病を治すのにいちばん大切なことは【休養】することです。
- ちゃんと睡眠を取る
- バランスの良い食事を食べる
- 何もしないことを責めない
眠れないときは、通院している医師に相談して睡眠薬を処方してもらいましょう。
食事も大切です。
身体を作る材料なのでファストフードや加工食品ばかり食べないように気をつけましょう。
うつ病になったのは今まで頑張ってきたからです。
何もしないと後ろめたくなりますが、焦らずに身体を労りましょう。
2. 薬を飲み忘れない
薬を飲むことは、うつ病の治療にとても大切です。
飲んだり飲まなかったり、自己判断で薬を止めたりすると治るのが遅くなります。
医師の指示に従って、薬を飲みましょう。
3. 通院して医師に今の症状を報告すること
体調が悪くて通院ができず、キャンセルする人も少なくないです。
できれば、通院する3日前から体調を整えて準備をしましょう。
- 早寝早起きなど、生活リズムを整える
- ムリな行動はしない
- 暴飲暴食、飲酒を控える など
通院は社会復帰への第一歩だと考えると良いかもしれません。
体調の変化や薬の相談など、医師に話してアドバイスや薬の調整をしてもらいましょう。
② 家族や友人、周囲が注意すること5つ
- 過保護にならない
- 決断を迫らない
- 急かして行動させない
- 外出は本人の意思を尊重する
- 自殺の兆候に気をつける
1. 過保護にならない
うつ病さんは気を遣われていると思うと、逆に気にしてしまいます。
優しくされても甘えることができずに、自分でがんばろうとしてしまうんです。
励ましや優しい言葉がけも、周りに迷惑を掛けないように元気に振る舞います。
がんばって元気に振る舞うことで疲弊してしまい、うつ病の症状をぶり返す可能性もあるんです。
2. 決断を迫らない
うつ病の人に決断をさせるのは厳禁です。
- 退職
- 引っ越し
- 離婚 など
大きな決断はその後の人生に大きなストレスとなり、不安を感じます。
間違っても決断を迫るようなことはしないように注意しましょう。
完全に回復してから、ゆっくり考えるようにするのが大切です。
3. 急かして行動させない
うつ病の回復期は、特に気分の波があります。
元気だったり、落ち込んでいたり・・・
気を許している周囲には、気分がすぐれない姿を見せることもあります。
家族や友人でも過剰な反応はしないように気を付けましょう。
病院に行こう!などと急かさずに見守ってあげることが大切です。
4. 外出は本人の意思を尊重する
うつ病の回復期には、元気なときと落ち込んでいる時があるとお話しました。
元気なときに天気が良いと、お出掛けしたくなりますね。
ここでも本人の意思を尊重してあげましょう。
ムリヤリ連れ出しても、体調が悪化して逆効果になることがあります。
5. 自殺の兆候に気をつける
回復期にも倦怠感や億劫感、不安感が戻ってくることがあります。
「昨日は元気だったのに」と思って怠けているように見えて苛立ってはいけません。
その苛立ちが態度や言動に出て、うつ病さんを傷つけてしまいます。
うつ病の症状をぶり返すこともあるんです。
そして自殺に至ることも少なくありません。
03:【まとめ】うつ病はすぐにぶり返します
- うつ病さん自身が注意すること3つ
- しっかり休養すること
- 薬を飲み忘れない
- 通院して医師に今の症状を報告すること
- 家族や友人、周囲が注意すること5つ
- 過保護にならない
- 決断を迫らない
- 急かして行動させない
- 外出は本人の意思を尊重する
- 自殺の兆候に気をつける
うつ病の回復期になると元気な姿が目に見えてわかりますが症状には波があり、まだ完治していません。
回復期にうつ病が治ったように見えても、抗うつ薬の効果で元気なのです。
一時的に元気になっていることを理解し、間違ってもうつ病さんを急かすことはしないようにしましょう。
うつ病さん本人が意欲を見せているときも注意です。
以上「うつ病の回復期に注意【元気そう?】自分も周りも油断する危ない時期」という記事でした。
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